会社員OLが副業でパート薬剤師に挑戦!FIREへの第一歩となった体験談

副業&収入の柱

「副業に挑戦してみたいけど、何から始めればいいのか分からない」「本業と両立できるのか不安」——そんな気持ちを抱えている方は多いのではないでしょうか。

私自身も会社員として働きながら、「このまま労働収入だけに頼っていて大丈夫なのだろうか」と不安を感じていました。外資系企業で働いていたこともあり、もし仕事を失ったらどうなるのか、将来の生活はどうなるのか…心の中に常にモヤモヤを抱えていたのです。

そんな私がFIREを意識し始めたのは、20代の後半でした。第一歩として選んだのが「パート薬剤師」の副業です。

もちろん最初から「FIREのために副業をするぞ!」と意気込んでいたわけではありません。きっかけはもっとシンプルで、「せっかく薬剤師の免許を持っているのに活かさないのはもったいない」「いざというときに自分の力で働ける場所を確保したい」という思いでした。

最初の一歩は、正直とても不安でした。本業以外で働くことに慣れていなかったし、土曜勤務を続けられるかどうか自信もありませんでした。それでも挑戦してみた結果、私の人生観や将来設計は大きく変わったのです。

この記事では、会社員OLである私がパート薬剤師の副業に挑戦したリアルな体験談をもとに、どんな学びがあったのか、FIREを目指す上でどのように役立ったのかをお伝えします。副業に興味はあるけれど一歩踏み出せない方にとって、未来への小さなヒントになれば嬉しいです。

パート薬剤師の副業がもたらした結論

5年間続けたパート薬剤師の副業を通じて、私が得た結論はシンプルです。

「会社員の給与だけに依存するのはリスクが大きすぎる」

当時勤めていた外資系製薬会社は成果主義が徹底されており、昇進のスピードも速い反面、ちょっとしたミスや人間関係のもつれで突然キャリアが途絶えることも珍しくありませんでした。目の前で、優秀だった同僚が降格や左遷、さらには退職を余儀なくされる光景を何度も見てきました。

そうした環境に身を置いていたからこそ、毎月6〜8万円の副収入は単なるお金以上の価値を持ちました。

「もし来月会社から解雇を言い渡されても、自分には薬剤師として働ける道がある」

この安心感は、精神的な支えとなり、日々の不安を大きく軽減してくれました。

また、この副収入は実際の資産形成にも大きく寄与しました。5年間でおよそ500万円を積み上げることができ、30歳の時点で資産3,000万円という節目を突破する力になったのです。

もちろん、パート薬剤師の副業だけでFIREが達成できるわけではありません。しかし、「会社員収入に頼らずに生きられる選択肢がある」という事実は、FIREに向けたマインドセットを育てるうえで欠かせない第一歩となりました。

つまり副業の最大の価値は、「お金」よりもむしろ「安心感」と「未来の選択肢」を与えてくれたことにあります。

副業としてパート薬剤師を選んだ理由と不安

私が副業を考えたきっかけは、「このまま会社員の収入だけに頼っていて大丈夫なのか」という漠然とした不安でした。

外資系製薬会社は確かに給与水準も高く、若いうちから昇進のチャンスも多い環境です。しかし同時に、実力主義・成果主義の裏返しとして、わずかな失敗や人間関係のもつれで突然キャリアが途絶えるリスクもあります。

そこで思い出したのが「薬剤師免許」の存在です。大学時代に必死で取得した資格を眠らせておくのはもったいないし、いざというときの保険にもなる。「せめて経験を積んでおけば、いつでも薬剤師として働ける」という安心感を得たいと思い、副業としての一歩を踏み出しました。

ただし当時は調剤経験がなく、「未経験の自分を雇ってくれる薬局なんてあるのだろうか」という不安が強かったことを覚えています。報酬よりもまず「経験を積むこと」を目的に、勇気を出して求人に応募しました。

勤務条件と副業のリアル

副業を始めたのは社会人3年目。転職をきっかけに時間のコントロールがしやすくなったことも大きな理由でした。

勤務先は都内の調剤薬局で、毎週土曜日の9〜18時勤務。時給は2,000円+交通費でした。当時の薬剤師の時給相場は3,000〜4,000円が一般的でしたから、決して高待遇ではありません。それでも「まずは経験を積みたい」という思いが勝っていました。

毎週土曜日を副業に充て、祝日や年末年始などには平日勤務をすることもありました。結果的に月の副収入はおよそ6〜8万円ほど。年間では100万円近くになり、5年間でおよそ500万円を積み上げることができました。

金額だけを見れば「大きな額ではない」と思うかもしれませんが、この副収入が当時の精神的支えとなり、さらに資産形成のスピードを加速させる大切な役割を果たしてくれました。

副業で得られた学びと成長

パート薬剤師として働いた経験からは、お金以上に大きな学びがありました。代表的なものを挙げると以下の通りです。

  • 本業では得られない知識:製薬会社では自社製品に関わる業務が中心ですが、薬局では多様な医薬品を扱うため、幅広い知識を習得できました。
  • 薬剤師としての経験値:未経験からのスタートでも、現場経験を積んだことで派遣薬剤師としての登録が可能になり、将来の選択肢が広がりました。
  • 人との出会い:薬局で知り合った仲間と休日に登山や食事を楽しむなど、本業とは違うコミュニティを得られたことも大きな財産です。
  • 副収入による安心感:「会社を辞めても生きていける」という自信は、将来への不安を和らげ、挑戦への後押しになりました。

副業の大変さと乗り越え方

もちろん、良いことばかりではありませんでした。

平日はフルタイム+残業、土曜日は丸一日パート勤務。週6日働く生活は体力的にかなり厳しく、日曜日しか休みがないため友人と予定を合わせるのも難しかったです。体調を崩しそうになったこともあります。

それでも続けられたのは、「これは未来の自分への投資だ」と思えたからです。副業をすることで得られる収入や経験が、必ず将来の安心と自由につながる。そう信じていたからこそ、苦労を前向きに受け止められました。

結果的にこの経験が、次のステップ——自宅で取り組める物販やSNS運用代行、コンテンツ販売といった副業——に挑戦するきっかけにもなりました。パート薬剤師は、私にとって「副業の入り口」であり「次の挑戦につなぐ大切な土台」だったのです。

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まとめ:パート薬剤師副業でFIREへの第一歩を踏み出す

ここまで、私が会社員OLとして働きながらパート薬剤師に挑戦した経験を共有してきました。
副業は単なるお金を得る手段ではなく、安心感・経験・スキル・人脈といった「将来の選択肢」を広げる貴重な機会であることがわかります。

特に、外資系企業の成果主義の中で「会社員収入だけでは不安」と感じる方にとって、パート薬剤師としての副業経験は、FIREに向けた心の支えになります。

FIREに向けて今日からできる小さな一歩

ステップ具体的な行動効果・メリット
1. 興味のある副業をリストアップする自分の資格や経験、興味がある分野を紙に書き出す選択肢が明確になり、始めやすくなる
2. 小さく始める週1〜2日、1〜2時間から副業をスタート体力・時間の負担を最小限に抑えながら経験を積める
3. 学びと収入を記録する得られた知識・経験・収入をノートやアプリで管理成長が可視化され、モチベーションが維持できる
4. 副業で得た経験を次のステップに活かす学んだことを応用して新しい副業やスキルアップに挑戦収入の多様化と将来の安心につながる

副業は小さな一歩から始められます。大切なのは「完璧にやろう」と構えることではなく、少しずつ経験を積み重ねること。私のように、パート薬剤師としての経験が、後の資産形成やFIREに向けた挑戦の土台になることもあります。

今日の小さな行動が、あなたの安心と自由への第一歩になります。まずは興味のある分野で、最初の一歩を踏み出してみませんか?

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