FIRE(経済的自立と早期リタイア)を目指す中で、私は「お金を稼ぐ」ことと同じくらい、「お金を無駄に使わない」ことが重要だと痛感しました。
今回は、私が実際に行った「なんとなくの出費」の見直しと、それによって1年間で60万円以上を節約できた経験についてご紹介します。
「なんとなく」の出費,意外と大きい
私が見直した“なんとなくの出費”には、以下のようなものがありました:
- 通信費(3大キャリア)
- サブスクリプション(動画視聴サービス)
- 家賃(身の丈以上の物件)
- ほとんど使わない家電の購入
当時は、「なんとなく必要だと思っていた」ものばかり。でも、本当に必要かどうかを見極めることで、大きな金額が浮くことに気づきました。
きっかけは「家計簿」でした
家計簿をつけてはじめて、自分の収支のバランスを正しく把握できました。「まずは固定費を1万円削る」と目標を定めて、見直しをスタート。
すると、意外にも削れる部分がたくさん見えてきたのです。
固定費を徹底的に見直しました
◆ 家賃を抑えた話
転職によって、会社の借り上げ社宅制度を失い、自分で住まいを探すことになりました。
平日は寝るだけ、週末も副業で家にいる時間はほとんどなし。「それなら広さも設備も最低限で十分」と考え、都内で家賃75,000円の物件を選びました。
この当時、私の年収は約700万円、手取り550万円ほど。
巷ではよく、「家賃の目安は手取り収入の25~30%」と言われています。
この当時の私であれば、都内であることも考慮すると、家賃12~14万円程度の物件に住んでも、決しておかしくはありませんでしたが、私はその選択をしませんでした。
家賃にお金をかけるほど、私はまだ贅沢できる身分ではない
この選択で、1年で60万円以上を節約できたことになります。
◆ 通信費の見直し
スマホを大手キャリアから格安SIMに変更。
これによって、今まで6,000円ほどかかっていた月々の通信費は約1,000円に。
この見直しで、年間5万円以上の節約につながりました。
◆ 家電を持たないという選択
冷蔵庫、電子レンジ、テレビ、パソコンを持たない生活を選びました。省スペース&省エネの一石二鳥。
とくに冷蔵庫がないことで、無駄な食材の買い込みが減り、自然と食費もコントロールできるようになりました。
テレビの他、テーブルや収納棚も一切持たなかったおかげで、20平米の小さなワンルームでも空間的な余裕を確保することができました。
節約で得たもの・失ったもの
我慢はあまりしていませんでしたが、唯一不便だったのは夏場に冷たい飲み物がすぐに飲めないこと。
とはいえ、近所のスーパーに足を運ぶ面倒くささが、逆に「無駄買い防止」になっていたと思います。
私にとって支出の見直しは、「質素な生活」「修行僧のような我慢と忍耐を強いる生活」ではなく「自分にとって不要なものを見極める練習」でした。
まとめ:無駄な支出が減ると,人生が軽くなる
今も続けている節約習慣は、FIREという目標に近づくだけでなく、心もシンプルで軽やかにしてくれました。
「自分にとって本当に必要なものは何か?」
それを一つひとつ見極めていくことが、豊かな未来への第一歩だと感じています。
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