前回の記事では、医療保険の見直しと高額療養費制度・傷病手当金の活用についてお話しました。今回は、医療保険以外の固定費に注目して、私が実際に年間50万円以上の節約に成功した方法をご紹介します。
「固定費の見直しって地味そう…」と思うかもしれません。でも、毎月の支出を少し削るだけで、数十万円、場合によっては数百万円ものお金が浮きます。しかも、この節約は一度実践すれば長期間効果が続くのです。
私は20代後半には年収700万円以上ありましたが、倹約志向で家賃7.5万円の手ごろな1Rに住んでいました。そのため、生活費を大きく圧迫することなく、毎月の貯金や投資に回せるお金を確保できていました。この経験をもとに、家計の固定費を見直す具体的な方法をご紹介します。
この記事では、私自身のリアルな体験談をもとに、以下の5つの固定費について具体的な節約方法と効果を紹介します。
- 家賃
- 通信費(スマホ・Wi-Fi)
- サブスク(使っていないサービス)
- 保険(医療保険以外)
- 水道光熱費
結論:固定費を見直せば、年間50万円以上の節約も可能
固定費を見直すことで、毎月の支出を大幅に削減でき、年間で50万円以上の節約も夢ではありません。この記事では、私が実際に経験した家賃、通信費、サブスク、保険、水道光熱費の5つの固定費削減方法を紹介します。
ポイントは「小さな無理のない改善を積み重ねること」です。一度の見直しで大きな効果が出るものもあれば、習慣化することでじわじわ効果が出るものもあります。

私自身も、最初は月数千円の節約から始めましたが、気づけば年間50万円以上を投資や旅行に回せるようになりました。
結論として、固定費の見直しはFIREや資産形成の第一歩です。以下、詳細を読むことで、具体的にどの固定費をどう削るかが分かります。
家賃の見直しで生活に余裕を作る
固定費の中で最も家計に影響を与えるのが家賃です。私の場合、20代後半には年収700万円以上ありましたが、あえて家賃7.5万円の1Rに住んでいました。場所は都心・23区内・会社から30分以内の駅チカ物件ですが、広さを妥協して生活費を抑えました。



駅近・都心で便利な立地を確保しつつ、広さを少し我慢するだけで家賃を大幅に節約できます。私の場合、家賃を下げたことで毎月の生活費に余裕が生まれ、貯金や投資に回せるお金が増えました。
固定費の中で最も大きな支出である家賃を見直すことは、FIREや資産形成の第一歩として非常に効果的です。無理のない範囲で生活の利便性を保ちながら、家計の余裕を作りましょう。
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通信費(スマホ・Wi-Fi)の見直しで年間約8万円節約
私はかつて大手キャリアで月8,000円以上払っていましたが、格安SIMに乗り換えることで月1,500円に抑えることができました。



店舗に行かずネットだけで乗り換えられたので、ズボラな私でも簡単に実践できました。キャンペーンを活用すればさらにお得です。
通信費の見直しは、契約内容を確認して不要なオプションを外すだけでも効果があります。Wi-Fiやスマホのセット割も活用すると節約効果が高まります。
サブスクの整理で年間約5万円節約
気づいたらNetflix、Spotify、Amazonプライム、雑誌読み放題…と、月5,000円以上のサブスクに支払っていることはないですか?使わないサービスは「ただの寄付」です。



私は「3か月使わなかったら解約」というルールを作り、必要なサービスだけ残しました。残したのはAmazonプライム(月500円)のみです。
一度リスト化して、本当に必要なサービスだけ残すと無駄を大幅に削れます。習慣化すれば、毎月の支出を自然に抑えられます。
保険(医療保険以外)の見直しで年間4.2万円節約
生命保険やがん保険、学資保険など「安心のため」に入っているものは見直す価値があります。私は会社員なので、死亡保障は厚生年金や遺族年金でカバーされる部分も多く、過剰加入していました。



見直した結果、掛け捨ての最小限プランに変更。月5,000円→月1,500円に減らせました。国の制度でカバーされる部分を把握することが大切です。
保険の見直しでは、まず「何の保障が国や会社でカバーされているか」を確認しましょう。その上で、必要最低限のプランに切り替えることが節約のポイントです。
水道光熱費の見直しで年間約1.5万円節約
電力会社やガス会社の乗り換えで年間1万円以上節約できる場合があります。また、セット割を活用するとさらにお得になります。



私は電力会社を乗り換え、ガス・電気のセット割を活用。さらにお風呂の残り湯で洗濯やエアコン温度設定の工夫で年間1.5万円節約できました。
少しの工夫で電気代やガス代を抑えることができます。ズボラでもできる簡単な習慣を取り入れるだけで、長期的に固定費削減が可能です。
まとめ:固定費見直しでFIREへの一歩を踏み出そう
今回ご紹介した固定費削減の方法をまとめると、以下の通りです。表にすると、どの項目から手をつければ効果が大きいか一目で分かります。
項目 | 年間節約額の目安 | 具体的な行動ポイント |
---|---|---|
家賃 | 約36万円 | 駅徒歩や築年数、広さなど譲れる条件を見直し、無理のない範囲で引っ越しを検討する |
通信費(スマホ・Wi-Fi) | 約8万円 | 格安SIMへの乗り換えや不要オプションの削除、セット割の活用 |
サブスク | 約5万円 | 全サブスクをリスト化し、「3か月使わなかったら解約」のルールで整理 |
保険(医療保険以外) | 約4.2万円 | 国や会社でカバーされる保障を確認し、必要最低限のプランに見直す |
水道光熱費 | 約1.5万円 | 電力会社やガス会社の乗り換え、セット割活用、簡単な省エネ習慣を取り入れる |
合計すると、私の場合は年間で約55万円の節約に成功しました。これは単なる「節約」ではなく、浮いたお金を投資や資産形成、旅行や自己投資に回すことで、自由度の高い生活やFIREへの大きな一歩になります。



まずは「どの固定費が自分にとって一番無理なく削れるか」を考え、一つずつ手をつけてみてください。小さな一歩が、長期的に大きな成果につながります。
ポイントは、固定費の見直しは「やる気より習慣化」です。無理なく続けられる工夫を取り入れれば、毎月の生活が少しずつ軽くなり、将来の資産形成や自由な時間の確保につながります。
まずは家賃や通信費など最も大きな固定費から見直してみましょう。数千円の削減でも、1年単位で見ると大きな成果になります。少しの工夫で生活の質を落とさず、賢くお金を増やしていきましょう。