「FIRE」という言葉を聞いたことはあるけれど、なんだか自分には縁がない…。
そう思っていませんか?
最近は雑誌やSNSでも取り上げられることが増え、気になっている方も多いのではないでしょうか。
FIREとは「Financial Independence, Retire Early」の略で、経済的に自立して早期リタイアを目指す考え方です。
ただし、FIREといっても「完全リタイアして遊んで暮らす」ことだけが正解ではありません。
実はライフスタイルや価値観に合わせて選べる、いくつかのバリエーションが存在します。
私自身、製薬会社で働きながら不動産経営をしている会社員です。
キャリアの節目で「自分らしい働き方とは何か?」を真剣に考えるようになり、FIREの概念を学びました。
そして、自分の人生に合ったFIREを選ぶことが、将来への安心感と心の豊かさにつながると気づいたのです。
この記事では、FIREの代表的な5つのスタイル(Lean・Fat・Barista・Side・Coast)をわかりやすく整理し、さらに私自身が実際にどんなFIREを目指しているのかをシェアします。
きっとあなたの価値観に合うスタイルが見つかるはずです。
最後まで読むことで、「自分に合ったFIREの方向性」が明確になり、将来への不安を少し軽くできるはずです。
では一緒に、自分にぴったりのFIREを見つけにいきましょう!
結論:私に合うのは「Barista × Side FIRE」
FIREには大きく5つのスタイルがありますが、私が目指しているのはその中でも「Barista FIRE」と「Side FIRE」を組み合わせた形です。
完全に働かない人生ではなく、自分の意思で働くかどうかを選べる人生。これが私にとっての理想のFIRE像です。
なぜこのスタイルを選んだのか?きっかけは離婚でした。
一人で生活も老後も支えていく必要性を実感し、将来への不安を強く感じたのです。
会社員としてキャリアや年収は順調に伸びていましたが、それに比例して責任や業務量も増え、「このまま会社員だけに頼り続けて大丈夫なのか?」と疑問を持つようになりました。
そこで始めたのが副業です。
副業を通じて不動産賃貸業の法人を立ち上げ、経営者という肩書きを持てたことは大きな転機でした。
「会社を辞めても、社会との接点を持ち続けられる」ことが、何よりの安心感になったのです。
私にとってのBarista FIREは、薬剤師など専門職を活かして必要なときだけ働くスタイル。
そしてSide FIREは、副業や事業を通じて、自分らしく自由度の高い働き方を選べること。
この2つを組み合わせれば、経済的自立を持ちながら、自分の裁量で社会とつながり続けることができます。
つまり私の結論はこうです。
FIREとは「働かないこと」ではなく、「働き方を自分で決められる自由」を手に入れること。
これが私が目指すFIREであり、あなたにも考えてほしい視点です。
FIREの5つのスタイルを比較|あなたに合うのはどれ?
FIREといっても一つではなく、自分の価値観やライフスタイルに合わせて選ぶことが大切です。
ここでは代表的な5つのスタイルを整理し、それぞれの特徴と向いている人をまとめました。
スタイル | 特徴 | 必要資産の目安 | 向いている人 |
---|---|---|---|
Lean FIRE (リーン) | 生活コストを極限まで抑え、最小限の生活費でリタイア | 3,000〜5,000万円 | ミニマル志向/地方移住も視野に/節約を楽しめる人 |
Fat FIRE (ファット) | 現役時代と同等以上の生活水準を維持しながらリタイア | 1〜2億円以上 | 贅沢も我慢せず生きたい/高収入キャリア/支出も大きい人 |
Barista FIRE (バリスタ) | 資産からの収入+パートや副業で生活費を補う | 2,000〜4,000万円 | フルタイムは避けたいけど働くのは好き/社会とのつながりも重視したい人 |
Side FIRE (サイド) | 副業や事業で自由な働き方をしながら経済的自立 | 5,000万〜1億円 | 働き方の自由度を高めたい/今の仕事が好き/副収入をすでに持っている人 |
Coast FIRE (コースト) | 若いうちに資産を築き、運用で老後FIREを目指す | 20代で1,000〜2,000万円 | 今は働きつつ、将来的にFIREを目指す/運用をコツコツ続けられる人 |
私が「Barista × Side FIRE」を選んだ理由
私にとってFIREの目的は「心の豊かさ」です。
働かないことではなく、自分で働き方を選べる自由を持つことが大切でした。
離婚をきっかけに、一人で生活や老後を支える必要性を実感しました。
会社員として年収は順調に上がっても、仕事量や責任も増え、自分のキャパシティーの限界を感じたのです。
そのため、まず副業を始め、経済的なセーフティネットを作りました。
さらに不動産賃貸業の法人を立ち上げ、経営者の肩書きを持つことで、会社に頼らず社会とつながる仕組みを整えました。
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働き方の自由を手に入れる
Barista FIREは、薬剤師など専門職を活かして必要なときだけ働くスタイル。
Side FIREは、副業や事業を通じて、自分らしく働く自由を確保するスタイルです。
この2つを組み合わせることで、経済的に自立しつつも、自分の意思で働くかどうかを選べる人生が可能になります。
ポイント:
副業や事業を通じて社会との接点を持つことは、将来の安心感にもつながります。
会社を辞めても、働くことを楽しみながら自分らしい人生を送れる準備を今から整えましょう。
各FIREスタイルを選ぶ際のチェックポイント
- 生活費を徹底的に抑えられるか → Lean FIRE向き
- 贅沢も我慢せず資産を増やせるか → Fat FIRE向き
- 働きながら社会との接点を維持したいか → Barista FIRE向き
- 副業や事業で自由に働く力があるか → Side FIRE向き
- 若いうちに資産形成を始められるか → Coast FIRE向き
どのFIREスタイルも一長一短があります。大切なのは、「自分にとっての心の豊かさは何か」を考えること。
資産額や働き方だけにとらわれず、あなた自身の価値観に合ったFIREを選ぶことが、幸せな未来につながります。
まとめ:自分に合ったFIREを見つけ、行動に移すステップ
この記事では、FIREの代表的な5つのスタイルと、それぞれの特徴・向き不向きを整理しました。
そして私自身が目指す「Barista × Side FIRE」の考え方もシェアしました。
ステップ1:自分の価値観・人生の軸を整理する
- 将来どんな生活を送りたいか?
- 何にお金や時間を使いたいか?
- 働くことにどんな意味を求めるか?
まずはここを明確にすることで、どのFIREスタイルが自分に合うかの判断材料になります。
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ステップ2:資産形成と生活費の最適化を始める
- 固定費やなんとなくの出費を見直す
- 副業や投資などで複数の収入源を作る
- 長期的な資産形成の目標を立てる
生活費の最適化と副収入を組み合わせることで、FIREに近づくスピードがぐっと上がります。
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ステップ3:自分らしい働き方を設計する
- フルタイムで働くか、パート・副業を組み合わせるかを選ぶ
- 専門スキルを活かして自由度の高い働き方を考える
- 社会との接点を保つ方法を取り入れる
働き方を自分で選べることが、Barista × Side FIREの最大のメリットです。
行動のポイント:
・まずは自分の価値観を書き出す
・生活費の見直しや小さな副業から始める
・働き方の自由度を少しずつ拡大する
これだけでもFIREに向けた一歩になります。
FIREはゴールではなく、「心の豊かさ」を手に入れるための手段です。
自分の人生の軸に従い、経済的自由と働く自由を両立させることで、あなたも理想の未来に近づけます。
まずは今日から、自分の価値観を整理し、生活費や働き方を見直すことから始めてみませんか?
小さな一歩が、将来の大きな安心と自由につながります。