今の生活や仕事に、漠然とした不安や不満を抱えていませんか?
「このまま働き続けても、将来は良くならないのでは…」
「転職や副業に興味はあるけど、失敗するのが怖いし、疲れるのは嫌だ」
もし、そう感じているなら、過去の私と同じ状態かもしれません。
私、製薬会社で正社員として働きながら、今でこそ会社員給与だけで年収1,500万円、副業を含めると年収2,000万円超を達成しています。
数年前には法人を設立し、不動産賃貸業で安定した収入源も築き、金融資産は6,000万円を超えました。
しかし、実は20代の頃、私は極端なストイックさに囚われていました。
本業で管理職を目指し、土曜日はパート薬剤師としてフル稼働。固定費を極限まで削り、ベッドしかない部屋で、コンビニ弁当や外食に頼る生活。
常に自分を追い込み、「休むこと」に罪悪感を覚えるほどの「ワークワークワーク」の日々でした。
結果、30歳という若さで年収1,000万円や金融資産3,000万円は達成できたものの、心と体は限界寸前。
このままでは、せっかく築いたキャリアも資産も、心身の健康とともに失ってしまうと痛感したのです。
30代に入り、私は大きな過ちに気づき、働き方・お金の使い方・生活習慣の全てを見直しました。
キーワードは「頑張らないこと」ではなく、ストイックさと柔軟なバランスを両立させることです。
ここでは、過剰なストイックさで疲弊した20代の失敗談と、そこから私がどのように軌道修正し、心と収入を守りながら年収2,000万円超えを実現したのか、具体的な3つのバランス戦略をお伝えします。
現状を変えたいけれど、リスクを取ることに躊躇している同世代の働く仲間に、現状から一歩踏み出し、無理なく「心の豊かさ」を得るためのヒントを提供できれば幸いです。
結論:ストイックな努力を「未来の資産」に変える30代からのバランス戦略
まず最初に、20代で私が身につけた目標達成能力や実行力といったストイックさは、決して無駄ではありませんでした。問題は、そのストイックさを「心身を削るための手段」として使い続けたことにあります。
30代で軌道修正し、心身の健康と収入を両立させた鍵は、「頑張るベクトル」を変えたこと。具体的には、次の3つの視点を持つことです。
| 戦略の視点 | 20代の失敗 (ストイックの過剰) | 30代の成功 (柔軟なバランス) |
|---|---|---|
| お金の使い方(支出) | 極端なミニマル生活。節約のために不便さやストレスを我慢。 | 貯蓄率を維持しつつ、生活の質を高める投資(快適な家電、自炊など)に支出を振り向ける。 |
| 時間の使い方(休息) | 週6日フル稼働。休息や友人との予定に罪悪感。 | 意識的な「空き時間」を確保し、趣味や回復に充てる。結果的に本業・副業の集中力が向上。 |
| 目標設定(キャリア) | 上司の評価や年収額といった「誰かの価値観」に依存。 | 人生の軸に基づき、会社員給与に依存しない複数の収入源を築くことを目標に設定。 |
この「柔軟なバランス戦略」を実行したことで、私の仕事のパフォーマンスは落ちるどころか向上し、無理なく年収と金融資産を増やし続けることができています。ストイックさを「自己成長のエンジン」として使いながら、心身の健康を「燃料」として大切にする考え方です。
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年収2,000万円OLが実践する「疲れない」働き方と生活習慣の最適化
収入が増えても生活水準を上げすぎない「貯蓄率ファースト」の支出管理
20代で年収が上がり始めた頃、多くの人が陥るのが「収入増=支出増」のスパイラルです。私はこの点について、ストイックな節約から柔軟な支出管理へとシフトしました。
私は社会人になってすぐ、借り上げ社宅制度から離脱し、一時的に固定費が増えました。その反動で、当時住んでいた部屋には冷蔵庫も洗濯機もなく、極端なミニマル生活を送っていました。当時の貯蓄率は驚異の80%。短期間で資産を増やすには効果的でしたが、この生活は心身に大きなストレスを与えました。
💡 ズボラOLの戦略転換:30代に入り、私は貯蓄率を50%〜60%に設定し直しました。これは、年収が増えた分、生活を豊かにするために意識的に支出を増やしたということです。具体的には、高性能の冷蔵庫や洗濯機、電子レンジを導入し、自炊をスタート。コンビニ頼りだった食事を改善し、体調管理を最優先にしたことで、仕事への集中力とパフォーマンスが向上しました。
重要なのは、「生活の質を上げるための支出」と「浪費」を区別すること。自分への投資と捉え、ストレス軽減や健康維持につながる出費は惜しまないことが、継続的な収入増につながる土台となります。
週6日フル稼働から脱却した「戦略的休息」の確保
20代は、本業の残業に加え、毎週土曜日にパート薬剤師や派遣薬剤師として働く「週6日フル稼働」が当たり前でした。この働き方は、年間100万円の副収入を生みましたが、日曜日のわずかなプライベートの予定すら、心の重荷になっていました。この「時間貧乏」こそ、疲弊の最大の原因です。
30代では、副業のポートフォリオを見直しました。時間単価の低いパート薬剤師の時間を徐々に減らし、不動産賃貸業やコンテンツ販売、スポットコンサルタントといった「自分の時間を使わず収益を生む副業」へのシフトを加速させました。これは、週休2日を確保し、心身を回復させる時間を最優先するためです。
休息を単なる「休み」ではなく、「翌週のパフォーマンスを最大限に引き出すための戦略的な準備時間」と位置づけることで、仕事の質が向上。結果的に、短時間で大きな成果を出せるようになり、年収もさらにアップしました。
「誰かの評価」から「自分の人生の軸」へ目標を再設定
20代の私のストイックさは、「上司に評価されること」や「年収1,000万円」という、外的な目標を達成することに全振りされていました。しかし、目標を達成しても虚しさが残ったのは、それが「心の豊かさ」につながっていなかったからです。
私がFIRE(経済的自立と早期リタイア)を目標にしているのは、純粋に「仕事をやめる」ためではありません。私にとってFIREは、自分の「人生の軸」に従って「心の豊かさ」を最優先で手に入れるための手段です。これが、会社員給与に依存しない「2本目の収入の柱」を築くために法人化し、不動産賃貸業に力を入れている理由です。
ストイックさを発揮する方向を、「会社への貢献」から「自分自身の人生の軸に沿った資産・キャリア形成」に変えることで、努力がそのまま自己の未来に直結する喜びを感じるようになりました。
<30代の成功習慣>
- 無理のない貯蓄率50〜60%を確保し、残りを快適な生活への「投資」に回す。
- 時間単価の低い副業から、不労所得に近い副業へシフト。週休2日を厳守。
- 目標を「誰かの評価」から「自分の人生の軸」に基づくFIRE達成に再設定。
これらの変化を通じて、私の年収は20代の1,000万円から、30代後半では2,000万円超へと成長しました。この事実は、「心身を犠牲にするストイックさ」よりも、「柔軟なバランス戦略」の方が、長期的な成果と幸福につながることを証明しています。
👉FIREを目指すなら年収より大事なものは「貯蓄率」|ズボラOLが教える最速リタイア術
まとめ:心と収入を守るための最初の一歩
今すぐ、大きなリスクを取る必要はありません。まずは、心身の安定を取り戻すことが、未来の収益につながる最も重要な投資です。今日の記事を読み終えた後に、具体的な行動として次の3つのステップを検討してみてください。
1: 「心身の回復」を最優先にしたスケジュールの再構築
無理な副業や残業は一時的に停止するか、時間を制限してください。「今日は21時には仕事を終える」など、具体的なデッドラインを設定し、夜の時間や週末の休息時間を聖域として守りましょう。心にゆとりが生まれれば、本業の効率も上がり、結果的に年収アップの機会を見つける余裕につながります。
2: 貯蓄率を意識した「快適さへの投資」を始める
極端な節約をやめ、生活の質(QOL)を高めるための支出を検討してください。自炊を始めるための家電導入、質の良い睡眠のための寝具など、ストレスを減らすための出費は将来の自分への投資です。収入の増減に関わらず、貯蓄率50%を目指して支出をコントロールする習慣をつけましょう。
3: 「人生の軸」から逆算したスモールスタートの副業を一つ選ぶ
高リスクな転職や投資から始める必要はありません。私のように、家庭教師アルバイトやポイ活など、小さな副業から始め、自分の「人生の軸」に近づく感覚を掴んでください。私が成功した不動産賃貸業も、最初は小さなステップからでした。リスクの低い副業から始めることで、「会社員給与以外からお金を得る」という成功体験が、不安を払拭し、未来を切り開く自信につながります。
ストイックさは、自分の夢を叶えるための大切なエンジンです。しかし、そのエンジンを動かすための「心身の健康」という燃料がなければ、車は走り続けることはできません。ぜひ、ご自身の「無理なく成果を上げるための自分なりのバランス」を見つけるきっかけとして、この3つのステップを活用してください。
