【資産3,000万円達成】ズボラOLが語る,20代で築いた資産形成のリアル

資産形成&FIRE

ズボラで面倒くさがりな私でも、30歳で資産3,000万円を築くことができました。
そう言うと、「きっと特殊な才能があったんでしょ」「もともとお金持ちだったのでは?」と聞かれることがあります。

でも、私はいたって普通のOLです。むしろズボラで、少し面倒くさがりな性格です。
それでも、戦略的に、そして等身大でコツコツとやってきたことが、今の資産形成につながっていると感じています。


「お金は自分を守る」——家庭環境が教えてくれた価値観

私の金銭感覚は、幼少期に根付いたものです。
実家では両親の仲があまり良くなく、経済的な不安や不満が原因で、いつもピリピリとした空気が流れていました。

「お金がないと我慢しなければならない」
そんな思いが子どもながらに刻まれ、「お金があれば辛いことから逃げられる」「お金は自分を守るもの」という価値観が育ちました。

大学時代から家計簿をつける習慣があり、収支の記録は手帳にびっしりでした。
でも、決してケチだったわけではありません。ディズニーに行ったり、映画を観たり、カラオケで発散したり、やりたいことはしっかり楽しんでいました。

ただ、お金のかかる飲み会やイベントを避けたり、「身の丈に合った楽しみ方」を選んだりする感覚が自然と身についていたのです。

本気で資産形成を始めた理由は「恐怖」と「現実」

本格的に資産形成に取り組もうと思ったきっかけは、社会人になってからです。
当時新卒で入社した外資系企業では、結果を出せなければ、あっという間に降格・退職ということもある世界でした。先輩が突然いなくなる光景を何度も見てきました。

「自分の人生は会社に預けられない」


そう強く感じ、「お金=自立」「お金=安心」という思いが、ますます強くなっていきました。

最初は「節約」しか選択肢がありませんでした

副業を始めたのはずっと後のことです。最初は、会社のコンプライアンスの問題もあり副業には手を出せませんでしたし、投資も「危ないもの」として敬遠していました。
(今思えば、「正しい」知識がなかっただけなのですが…。)

だから、まずは「支出を減らすこと=節約」にフォーカスしました。
手始めに使ったのは、家計簿アプリです。面倒な入力なしで自動的に支出が可視化され、「どこに無駄があるのか」がパッと見えるようになりました。

たとえば、「平日のカフェ代が月に1万円超えている」とか、「サブスクがいくつも重なっている」とか。
数字で現実を突きつけられると、自然と見直したくなります。

ズボラでも続けられた「貯まる仕組み」

節約と並行して行ったのが、固定費の見直しです。
引っ越しをして家賃を抑えたり、スマホを格安SIMに替えたり、保険を見直したりしました。最初の手間だけかければ、あとは自動的に支出が減る“仕組み化”が鍵でした。

そして、モチベーション維持のコツは「完璧主義にならないこと」です。

「1日くらい散財してもいい」「毎月8割できていればOK」
そんなゆるさを持ちながら、自分のペースで積み上げていきました。

副業から不動産投資へ。資産形成が加速した転機

本業が安定してきた頃、副業として薬剤師のアルバイトを始めました。社会人3年目の頃でした。
週1回、時給2,000円のアルバイトでも、コツコツ積み上げれば月に数万円のプラスになります。
「自分のスキルが収入につながる」ことがうれしくて、気づけば次の選択肢を探すようになりました。

次に出会ったのが、不動産投資です。
当初は「借金して物件を買うなんて、怖い」と思っていましたが、学びを深める中で「良い借金」「レバレッジ」「キャッシュフロー」といった概念に出会い、価値観が大きく変わりました。

法人を設立して賃貸業を始めたのも、このタイミングです。
副業収入に加え、家賃収入という“働かなくても入るお金”ができたことで、経済的自立への道が一気に開けました。

今では金融資産6,000万円超。人生に余白が生まれました

30代後半になった今、金融資産は6,000万円を超えました。
住まいも手狭な1Kから少しゆとりのある1LDKへ。
節約一辺倒ではなく、健康や快適さを重視する“自分ファースト”なお金の使い方ができるようになりました。

そして何より、「人のためにお金を使うこと」にも前向きになれました。
親に旅行をプレゼントしたり、友人にささやかな贈り物をしたり——かつての「節約=我慢」の価値観が、「お金=選択肢と優しさ」に変わった瞬間でした。

ズボラでも資産は増やせます。大事なのは「軸」

「ズボラでも、私でもできたんだから、大丈夫。」
この言葉に嘘はありません。

特別な才能や知識がなくても、「なぜ資産を増やしたいのか?」という軸さえ持てれば、どんな人でも一歩一歩前に進むことができます。

私にとってのお金は、安心と自由を得るための手段であり、人生の選択肢を増やすためのツールです。
今日もまた、小さな積み重ねを続けながら、自由に働き、自由に生きる道を歩いています。

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